投資銀行化 2008 11 9

 アメリカでは、ゴールドマンサックスまで銀行持ち株会社を選択し、
巨大な投資銀行が、すべて消えたはずだった。
その時点で、恐竜にも似た巨大投資銀行の歴史は、終わったはずだったのです。
 ところが、今回の金融危機で、みんながFRBに救済を求めた結果、
そのFRBが、結果的に投資銀行化していないでしょうか。
 FRBの資産内容が、数年前に比べて、大きく変わったのが心配です。
投資銀行というよりも、FRBは、結果的に巨大な機関投資家になってしまうのではないか、
そういう不安があります。
 さて、投資銀行といえば、最近、日本では、農林中金が話題になっています。
農林中金は投資銀行というよりも、巨大な機関投資家と言った方がいいでしょう。
 なんとなく、農林中金は、スイスのUBSを連想させます。
UBSは、元々、巨大な銀行ではありませんでしたが、
1990年代に積極的なM&Aを繰り返して、世界最大級の投資銀行となりました。
2007年前半までは、誰もが知る、世界最高レベルの投資銀行として輝いていましたが、
サブプライム問題をきっかけとした金融危機によって、
巨額の損失を計上することになりました。
















































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